岡山オリーブ会に参加して
2023年度総会は、7月8日岡山市北区の「ピュアリティまきび」で開催されました。あいにくの雨でしたが、岡山駅からは地下道などを通って、ほとんど濡れずに行ける立地です。
30回生の山成芳直さんが講演し、関東のエネルギーの会社を定年退職して、井原にある実家の造り酒屋を本格的に引き継ぐ話をされました。創業文化元年(1804年)、220年の歴史をもつ山成酒造株式会社です。
地域に支えられ、渋沢栄一や明治の漢学者「阪谷朗廬(さかたにろうろ)」などの偉人にも愛された酒造りの伝統を守るために、蔵元として指揮を執りたいと使命感を持たれています。
灘や伏見でも活躍した「備中杜氏」の技を育み、ワインの個性を生じさせる「TERROIR」の考えを日本酒にあてはめ、地元の酒米、水、空気という土地の恵みを活かした、井原テロワールのお酒を醸したいと熱く語られました。
広島オリーブ会にも参加される岡山県出身者の方や、福山、尾道など広島県東部の方にも会えて、広島県と岡山県との県境を越えたつながりを実感することができました。
(20回生 後藤昇)